マーケティングに役立つフレームワーク

時代が進むにつれ、世の中には企業やビジネスが溢れるようになりました。今後も増え続けるビジネスの中で成功していくためには、マーケティングは必要不可欠と言えます。マーケティングを行う際には、ある程度決められた骨組みであるフレームワークを行うことで、もれなく自社や市場の現状を客観視し、次なる課題と戦略を立てることができます。

しかし、巷には数多くのフレームワークが存在し、どのように取り入れたら良いのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。ここでは、目的に応じて有効的に活用できる基本的な手法をご紹介します。

情報収集で役立つフレームワーク

「情報を制する者は世界を制す」という名言を耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか。それほど様々な分野で重要とされる情報収集ですが、マーケティングにおいてはどのような視点を持つと良いのでしょうか。数ある手法がある中、ここでは基本的な2つをご紹介します。

まずは使われる頻度が高い「4C」です。4つのCとは、顧客にとってのCustomer Value(価値)、Customer Cost(コスト)、Convenience(利便性)、Communication(コミュニケーション)を指します。これら4つの項目に分けて、顧客にどう影響しているかを分析することで、自社商品・サービスの課題を見つけることができたり、競合他社との差に気がつくことができたりします。

次に、「経営資源の5視点」と呼ばれるものです。「人、物、お金、時間、情報」の5つを指しますが、この視点に沿って項目を挙げていくことで、漏れなく情報を集めていくことができる便利なフレームワークの1つです。

課題発見に役立つフレームワーク

課題を発見する際に役立つフレームワークとして、ここでも2つに絞ってご紹介します。まずは「PEST」と呼ばれるものですが、これは世の中の動きと自社を客観視するのに効果的です。PESTとは、Politics(政治)、Economy(経済)、Society(社会)、Technology(技術)の頭文字を取ったものです。

自社のみ見つめるのでなく、他社や業界など外部の環境をこれらの視点で比較しながら課題を検証することができるため、その結果時代に合ったビジネス構築につなげることができます。

もう一方は「3C」です。こちらは先ほどご紹介した4Cとも組み合わせて使われることの多い手法です。Company(自社)、Customers(顧客)、Competitor(競合)の頭文字で、こちらもこの要素に従って既存の製品に対する項目を挙げていき、課題発見を行なっていきます。これから製品を打ち出していく場合にも、このフレームワークは現状を把握するために利用することができます。

アイデアを実行するためのフレームワーク

アイデアを実行するためにおすすめのフレームワークは「MECE」です。これはミーシーなどと発音され、Mutually Exclusive and Collectively Exhaustiveの略です。日本語では「漏れのない、重なりのない」といった意味合いがあります。

課題の解決・実行を目的として分析を行う際に、検討すべき項目が重複していたり漏れていたりすることで、全体像が正しくつかめず課題の本質を見出せなくなってしまう場合があります。そういったことを未然に防ぐために、この手法を活用することで効率的に足りていないアイデアや重なっているアイデアを整理し、実行することができます。

例えば、目標とするターゲットに適した製品の訴求戦略を立てようとした時に、ターゲットの年齢層を10代、20代…と項目ごとに分けます。そうすることで全ての年齢層を網羅したアイデアを検討することが可能になります。分類方法や項目数は、企業の状況によって適したものを考慮することでその精度を上げることができます。

まとめ

今回ご紹介したフレームワークは、ビジネスにおける基本的なフレームワークのほんの一部分です。この他に、書籍やセミナーなどでも数多くの手法が紹介されています。他の手法をプラスで取り入れていくのも良いですし、今回ご紹介したものをご自身のビジネスと照らし合わせてアレンジしていくことで、より効果が高まります。実際に導入し検証を繰り返すことで、質の高いマーケティングに役立てていきましょう。