Web制作における要件定義の作り方とは?

要件定義ではクライアントのニーズをヒアリングをして上手く引き出して、要件定義書を作成します。しかし、ただ聞き取って書面を作るだけでは上手く作業は進みません。ではスムーズに進めていくためにはどのようにしたら良いのでしょうか?ポイントを押さえてまとめていますので、なかなか上手くいかないという方や、これから初めて取り組むという方はチェックしてみてください。

何が必要なのか情報収集をする

要件定義の作り方としてまず第1に行うべきことはヒアリングによってクライアントのニーズを引き出し、情報収集をすることです。全ての始まりは、クライアントがどのようなものを作りたいかということを知ることです。ここの部分がきちんと出来ていないと、そもそもクライアントの求めるものが作れませんので、ビジネスとして成立しなくなってしまいます。上手く聞き取るためにはヒアリングシートなどを準備しておいて、最低限どのようなことを聞くべきなのかということを事前に考えて準備しておくことをおすすめします。しかし、よくありがちな失敗としてヒアリングシートの情報を得ることばかりに躍起になってしまい、納期や金額の話ばかりをしてしまうとクライアントは本当のニーズを話してくれなくなってしまうかもしれません。まずは大まかな話や、クライアントの想いなどを雑談のようにして聞きながら、段々と細かい話に持っていくとスムーズに進みます。意見の擦り合わせや情報の収集ももちろん大切ですが、ここで信頼関係を築くということもとても重要なことであるということを意識してみてください。

各要件を整理して取捨選択する

情報をきちんと収集することができたら、それらの情報やクライアントのニーズを踏まえた上で必要なものかそうでないか、ということを振り分けていきます。当然できることと出来ないことがありますし、クライアントのニーズだけを全て汲み取って作っていっても良いものにはならないという判断が出来る場合には、それをきちんと伝えるというのも大切です。求められているものの中で、何に優先的に取り組むべきなのかということを決めていったり、費用や時間、受注側の能力などの様々な角度から考えて実現できるのかどうかということを明らかにしていきます。ここで取捨選択して、必要なものであるとされたものを要件定義書に文面として起こしていきますので、その後の作業の骨組みを作るとても大切なプロセスとなります。

要件定義書の作成

情報を収集して、その情報を取捨選択することができたら、次はそれを文書にまとめる作業に入ります。この時に作成するものが要件定義書です。この要件定義書は、どのような内容で今後作業を進めていくのか、どのようなものをいくら位の費用をかけてどれ位の期間で制作するのかといったことが全て記載されています。Web制作の場面では、後から修正や変更というのが多々発生します。その際に予算や納期の問題なども含めてトラブルになることもあります。そういったことを避けるためにも、始めの段階でお互いの間でどのような話になっていたのかということを書面に残しておくことで明確化出来ます。文書化したら、必ず双方で確認をしてこれで進めて良いということを承諾してもらうようにします。作成した日や、承認された日、承認者の名前等もきちんと記載された状態で双方が持っておくと、大きなトラブルを避けることができますし、円滑に作業も進められるようになります。

まとめ

要件定義をスムーズに行うためには、きちんと情報を引き出して収集し、取捨選択して内容を確定し、文書に起こして残しておくという3つのプロセスが必要になります。全ての作業がきちんと行われていれば、その後の作業もスムーズに進みますし、クライアントのニーズに沿った上でクオリティの高いものを作り上げることが出来ます。単なるヒアリングと捉えるのではなく、重要な作業であるということを意識して取り組むようにしましょう。