マーケティングの基礎知識その2:3C分析とは

マーケティングの基礎知識の1つである3C分析。自社の戦略を立てる際や、新たな商品・サービスを展開する際に使用されることが多いフレームワークです。この手法を行うことで、マーケットの中における自社の環境をもれなく把握し、課題を洗い出していくことができます。このサイトでは、3C分析の目的や分析方法など基本的な知識に加え、実際の業界を例に挙げて解説していきます。具体的なイメージを持って、自社のマーケティングにお役立てください。

3C分析とは?またその目的

3C分析とは、それぞれ英語で「Company=自社」、「Customers=顧客」、「Competitor=競合」の3つの頭文字からとったものです。これら3つの観点から自社のサービスを分析し、未来のビジネスに生かしていくフレームワークです。

3C分析を行う目的は、企業活動において新たな商品やサービスを展開していくための戦略を立てる際に、市場での環境を正しく把握することです。この枠組みに当てはめて考えていくことで漏れのない分析が可能となり、その結果に効果的な戦略を立てることにつながります。

また、社内でミーティングを持つ際にもこの要素に沿って話を進めていくことで効率化を図ることができるため、ビジネスのスピードアップと、社員同士で目線の揃ったブレのない戦略やサービスの提供を目指すことが可能になります。

3Cの分析方法

3Cの分析方法は、先に説明をした「Company」、「Customers」、「Competitor」の要素ごとに、まずは情報収集を行なっていきます。その際の注意点としては、必ず事実を集めて客観的な分析を意識することです。今の情報社会では、インターネットを利用すれば簡単に情報を得ることができると思いがちですが、実際の生きた情報は現場や顧客からしか得られないと言っても過言ではありません。できる限りリアルな情報を得るために、自ら足を運んだり、コンタクトを取ったりすることを心がけましょう。

一通り挙げられた情報を、内部環境・外部環境と長所・短所に分けて分析し、戦略を立てていきます。この際には、SWOT分析を用いるのが便利です。SWOT分析に関する解説はここでは省きますが、3C分析と同様にマーケティングにおいて基本的な手法の1つなので、こちらも確認した上で合わせて活用していきましょう。

3C分析の事例

ここでは、3C分析に関して具体的なイメージを持てるよう実際の業界をもとに事例をご紹介します。まず、個人経営のカフェとチェーン店のカフェを考えてみましょう。

個人経営のカフェの特徴としては、日本に1店舗のみの特別感、顧客のニーズはくつろぎや品質です。競合は似た形態の近隣カフェ、チェーン店、コンビニのコーヒーなどが挙げられます。それに対してチェーン店のカフェは、強みとしては立地が良く入りやすいこと、顧客は安さや早さなどの気軽さを求めています。このフレームワークによって個人経営のカフェの戦略を立てるとすると、くつろげる空間やここでしか味わえない品質などといった特別感を強化する施策が効果的ということが1つ上げられます。

次に、企業のサービスに関する事例として、英会話教室について考えてみましょう。一方はオンラインで受講することができる英会話教室、もう一方は実店舗を構える教室です。オンライン英会話教室は場所を選ばず受講可能という強みがあるため、顧客は全国各地に存在します。ただし、一方的なレッスンになりがちなので、生徒のモチベーションを保ちにくく顧客離れの危機が弱みです。競合は同じくオンラインで展開している英会話教室、実店舗などです。

それに対して実店舗のある英会話教室は、対面型のため生徒の理解度を図りやすいという強みがあります。特定の場所に通う必要があるため、顧客は近所に住む人や勤務者に絞られます。競合は個人経営の教室や大手、講師やコースの異なる教室など様々です。オンライン英会話教室の今後の戦略としては、「一方的」という短所を克服するために、例えばチャットを利用して質問ができるサービスの導入などを検討することが考えられます。

これ以外にも多くの戦略が考えられますが、長所・短所どちらを強化するかなど優先順位をつけて取り組むことが大切です。

まとめ

事前準備が大切な3Cですが、その際には客観的かつ具体的な情報収集を意識することがポイントです。また効率的な戦略を立てるためにも、分析を始める前にはそもそもの基本事項である、顧客として取り込みたいターゲットを明確にしておくことも重要です。その上でこの手法を活用し、競合他社に負けない顧客獲得と売り上げ向上を目指していきましょう。